クリニックで看護師が自分の資格を活かすために必要なこと

クリニックは、院長の王国ではありますが、逆に院長の理念と一致すれば、看護師の活躍が広がる場所でもあります。

クリニックは、注射や検診、診察の介助と、毎日の繰り返しになりがちですが、だからこそ、そのクリニックに求められる看護を見出すこともできます。

クリニックで看護師が自分の資格を活かすために

クリニックで自分の資格を活かすために必要なことについて、ご説明します。

1.興味がある専門分野のクリニックを選択する

(1)取りたい資格を医師に伝える

自分の資格を活かして働くためには、クリニックで仕事をしながらキャリアアップを応援してくれる医師であるかどうかを面接時に確認することはとても大切です。

クリニックの医師の中には、看護に専門性を求めていない医師もいます。

勤め始めて、自分の専門性を活かすことができないことに気が付く前に、医師が看護師に何を期待するのか確認しておくことが大切です。

 

(2)持っている資格を伝える

クリニックでも、専門資格を活かせる場面は多くあります。そのため、クリニックに勤務する前に、取得済みの資格を伝えることも大切です。

例えば、消化器系クリニックであれば内視鏡技師を持っていることは、手当や時給のアップにつながることもあります。

また、禁煙支援士や糖尿病療養指導士などの資格は患者指導に生かせる可能性が高まります。

ですが、ここで注意することが一つあります。

私が勤務しているクリニックでもケアマネージャーの資格を持っているスタッフがいます。在宅診療では活かせる資格であり、院長もその資格を活かしてもらえると早合点して採用したのですが、ケアマネージャー経験は0でした。

持っている資格を伝えることは、少人数クリニックでは即戦力として期待されることもあります。持っているけれど、その資格を積極的に使いたくない場合には、注意して伝えないと、逆に就職してから期待外れの烙印を押される可能性があります。

 

2.周囲のスタッフと上手に調整する

(1)自分の活動をきちんと伝える

クリニックは、少人数で患者さんに対応する必要があります。

そのため、スタッフが少ない時間帯に、自分の専門性ばかりを主張することは、クリニックの人間関係がうまくいかなくなる原因になります。人間関係がうまくいかないクリニックは、受付で待っている患者さんやご家族に、その雰囲気はすぐに伝わります。

クリニックのオーナーでもある院長にとって、看護指導を行うことよりも、看護業務を行うことを優先してほしいといわれてしまうことにもつながります。

また、クリニックの強みは、患者さんと時間を調整することがしやすいことです。時間がかかる患者指導に関しては、あらかじめ予約を行い、受付や看護スタッフにも周知することがとても有効な方法です。

 

(2)自分だけで抱えない

クリニックで自分の専門性を生かせることは、とてもやりがいを持てますし、患者さんとの関係も密になり、自分の役割を実感できます。

ですが、クリニックは患者さん都合で予約が動いている面もあります。

そのため、自分がいないときにも患者さんやご家族からの電話などがくることもあります。そのため、細かな指導は別として、患者さんから連絡が来るかもしれないことや、誰もが対応できることであれば、すべてのスタッフに伝えるようにします。

院長は、スタッフのやる気や意欲、スキルがアップすることは歓迎する人が多いので、あなたの専門の資格を上手に生かして、スタッフのスキルアップにつなげ、自分だけで業務を抱えない、自分だけが特別だという意識で対応しないことが大切です。

結果として、さらにあなたの専門性をさらに認めてもらえて、クリニック内での活動がしやすくなります。

 

3.自分から積極的に動く

(1)自分で企画を立て、動く

クリニックは、医師のお城です。そのため、医師は自分が確実にできる業務と売り上げを確保することを優先します。

その中で、看護師として自分の専門性を活かすためには、自分の資格を活かすことで患者さんやクリニックにどのように貢献できるのかを自ら企画することも必要です。

資格によっては診療報酬につながる場合もありますし、医師が指導にかける時間の短縮につながるかもしれません。医師は論理的思考が強いと同時に、コンサルテーション能力にも長けています。

自分よりも、看護師に任せたほうがより効果があると判断した場合には、信頼して指導や業務を任せてくれます。数字と論理的説明で、医師に自分の活動を説明する力をつけましょう。

 

(3)焦らずに、繰り返す

人は、ある程度業務が安定している時には、変化をあえてしたいとは思わないものです。そのため、あなたが専門資格を活かしてクリニックで活動したいといっても、受け入れてもらえるタイミングがあります。

実は、私も専門資格を活かそうと思い、緩和ケアと在宅を行っているクリニックに転職しました。ですが、実際自分の思う通りの活動は難しいと感じました。

ですが、私は、民間資格ですがカウンセラーの資格があったことと、心理相談員などの資格も持っていたため、医師が心の問題を抱えた患者さんや家族の方を診察する際には同席し、医師と今後の方針を確認するようにしました。

そして、医師の診察とは別にカウンセリングや相談を事前に行ってみたいと医師に提案しました。

当初は、医師も初めての試みだったため、診察のタイミングがずれてしまったことや、自分の意図した方向とは違う時もありました。

ただ、最終的には、患者さんが私と話すことや相談することで表情が変化したり、自分には言えない心の問題を看護師であれば打ち明けることを実感したことで、カウンセリングとして特別枠作ってもらえるまでになりました。

 

(4)周囲の協力を言葉にする

クリニックは、家族的で少人数スタッフで成り立つ場所です。そのため、自分の専門性が認められても、周囲の協力があってこそ気持ちよく働くことができます。

そのため、私の場合は、カウンセリングの提供を最初は無料で開始し、実績をつんで自費としました。ですが、この際にも、一緒に働く看護師や事務さんに会計や予約などの負担をかけるため、自費診療がクリニックのプラスになることを繰り返し説明しました。

看護師は、横並びの業務を相手に期待する傾向があります。

その中で、自分だけが看護師でありつつプラスの専門性を発揮させてもらうためには、自分が関わることで患者さんの表情が変化した、クリニックの収入につながる、そして自分たちとは違うタイプの看護師であることを周囲に認めてもらうことが大切です。

そのためには、院長である医師だけでなく、周囲のスタッフへの心配りと、手が空いた時には積極的に自分ができる業務をすることも大切です。

 

4.まとめ

今回は、クリニックで自分の資格を活かすために必要なことについて、自分の経験を踏まえてお伝えしました。

大切なことは、「自分がやりたいからこれをさせてほしい」という気持ちよりも、自分が持つ資格を活かして、クリニックにいかに貢献できるかを考えて、医師と交渉するとともに、周囲のスタッフと連携することだと思います。

自分が努力してとった資格は、病院以外でも活かせる場所があります。地域に根付いたクリニックだからこそ、地域の方に直接看護を提供できるはずです。

あとは、その方法を位階にソフトに、そして時間をかけて使えるかだけのことです。諦めないで、自分の能力を発揮していきましょう!

ラビウサ
40代後半:現役看護師
職務経験:がん専門病院/クリニック/総合病院/在宅診療所

 

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