一般内科病棟で非常勤看護師として働いてみて感じたこと

看護師になって5年目の頃、3か月間だけ一般内科病棟で非常勤看護師として働きました。

短い間でしたが、貴重な経験となりましたので、今回は、その時のことについて振り返ってみたいと思います。

これから一般内科病棟への転職を考えている方の少しでもお役に立ててもらえると嬉しいです。

 

1.一般内科病棟で働くことになったきっかけ

結婚を機に、夜間出動や、休日待機の多かった職場をすでに退職し、外来のみのクリニックなどの職場を探していたのですが、待遇の良いクリニックは人気の為、倍率が高く、なかなか良い返事をもらえないまま時間だけが過ぎていました。

そこで、本命のクリニックの就職が決まるまで、病棟で非常勤看護師として勤務することにしました。

勤め先は自宅でインターネットを使い、看護師を募集している病院はないか検索したところ、自宅から近い病院を見つけ、面接をしてもらい、すぐに採用となりました。

 

どんな病院だったか

白を基調としたマンションのような建物で、創設されてから30年くらいでした。

外来の診療科は、内科・消化器内科・呼吸器内科・緩和ケア内科・老年内科・整形外科・リハビリテーション科の7つで、病床数は200床程度の中規模病院でした。

私が配属されたのは一般内科の急性期病棟でした。入院が長引きそうな患者は急性期病棟から療養病棟へ転棟することもありました。

 

どんな患者が多かったのか

大きな総合病院とは違い、内科病棟は細分化されておらず、呼吸器内科の患者も消化器内科の患者も、みんなまとめて多様な種類の病名を持った患者が入院していました。

例えば、消化器であれば、急性肝炎や膵炎、胆のう炎など、呼吸器であれば、肺炎、気胸、喘息などが多かったです。

また、緩和ケア病棟のベッドの空きを待つ、癌の末期患者で余命が間もない方も、つねに数名いました。

 

2.実際に働いてみて

(1)内服薬の管理が結構大変

日勤帯では看護師一人当たり、6~7名程度の患者の受け持ちをしました。

今まで整形外科でしか病棟勤務の経験がなかった私がまず驚いたのは、内科病棟の患者の内服薬の多さでした。

みなさん、非常にたくさんの内服薬を飲んでいるので、朝いちで内服薬のチェックをしておく必要がありました。

自分で内服薬を管理できない方がほとんどなので、看護師が日勤帯で一日分のセットをするのですが、食後薬だけではなく、食間薬や食前薬もあるので、結構大変でした。

日勤のスタッフが朝いちで皆、患者から預かっている薬を入れている棚に集まるので毎朝とても混雑していました。

 

(2)看護助手が少ない

内科病棟なのに看護助手が病棟に一人しかいませんでした。正式に言うと二人いるのですが、交代制で基本的にはつねに一人しか現場に出ていませんでした。

なので、清拭や排泄、器械の消毒、配膳などもほとんど看護師がやっていました。

日勤帯ではとくに、患者の日常生活のお世話で、あっという間に時間が過ぎていきました。しかし、時間が決まっている処置などもたくさんあるので、清拭などあまり丁寧にやっている時間がなく、患者さんには申し訳なかったのですが、周りの看護師も皆、かなり手早く、パパッとやっつけ仕事のような感じでやっていました。

看護助手を多く置かないのは、看護部長の方針だそうです。正直、実際に現場を見て、絶対に看護助手を置いて手伝ってもらった方が良いと思いました。

 

(3)点滴治療が多い

内科の特徴ですが、やはり点滴治療をしている方がほとんどです。夜勤のときは朝型、点滴を20~30人分つめていました。

それでもルートキープされている患者ならまだ良いのですが、新しく、点滴を刺さなければいけない患者が多い日は本当にどっと疲れました。

糖尿病や、リウマチ患者、高齢者などの、血管が出にくい方もたくさんいるので長く勤めれば、注射の腕は磨きがかかるかもしれません。

 

(4)内視鏡検査の準備

入院中に胃カメラや大腸カメラ、胆道膵造影などの検査が入ることがありました。

基本的には検査室のスタッフがいるので、病棟では準備だけになるのですが、

  • 検査食の手配
  • 排便のコントロール
  • 造影用の点滴セットに交換
  • 患者を検査室まで送迎

など結構やることはありました。

検査の内容についても把握しておく必要があるので、勉強は必要になります。

 

(5)残業について

終業時間が17時30分だったのですが、だいたい19時くらいまでほとんどのスタッフが残っていました。看護記録が終わらず、口頭で夜勤者に申し送りをして、後から記録をしていました。

紙カルテだったので余計に時間がかかっていたのかなと思います。温度板ももちろん手書きでした。勉強会などでさらに残業しているスタッフもいました。残業代は一切出ませんでした。

 

(6)看取り

内科病棟では外科とは違い、手術や治療をしてどんどん良くなって行くという過程はなかなか見られません。

ゆっくりとしたペースで徐々に回復していく場合や、回復することはできないが現状維持をすることが目的だったり、痛みや苦しみだけを取り除く治療など、そして、ターミナル期にある患者もいます。

もう言葉も発することができず、利尿剤を1時間おきに使わなければ尿がでない患者さん、家族が最後のときを見守るために交代で付き添っていました。

言葉は出ないけど、痛みとか、恐怖心とか、目で訴えてくるんです。

夜勤帯は人手が少ないのでずっとナースコールを握らせていました。

30分おきくらいにその患者さんからナースコールが鳴っていました。そのたびに駆けつけて患者さんに声かけをしました。そういったターミナル期の患者さんがつねにいました。

患者さんが亡くなるのはやはり、精神的に辛いものがありました。家族へのケアもあるので、自分たちが悲しんでいる場合ではないのですが、気持ちを切り替えるのに少し時間がかかりました。

 

まとめ

非常勤での勤務が始まって3か月目に、希望していたクリニックへの就職が決まり、内科病棟を辞めることになりました。

とても人手不足だったので、看護師長さんには強く止められましたが、私はもう少し仕事に余裕のあるクリニックのようなところの方が自分には合っているなと思い、当初の予定通り転職することにしました。

内科病棟で働いてみて、様々な病名の患者と関わったことで、自分なりに勉強できた部分も多く、とても良い経験になりました。

どんな科でも看護師の仕事で、無駄になる経験なんてないのではないかなと思います。

患者さんは100人いれば100通り、どれが正解なんてないと思うんです。

気になる診療科があれば、ぜひ挑戦してみてください。そして経験をつめば、それは看護師として一生の財産になると思います。

 

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