看護師から保健師へ職種を変えての転職を考えてる人へ

4年制の大学が増えてきている現在、保健師や助産師の資格も取得している看護師が多くなってきています。

助産師まで取れば、たいていの人は助産師になるようですが、保健師資格保有者の就職は様々です。

一般に、看護師で勤務してから保健師に転職するケースが多いように言われています。私の場合は反対。新卒で病院保健師として就職していましたが、看護師への希望を出し、同じ病院内において病棟看護師として勤めるようになりました。

看護師から保健師

今回はその辺りについて書こうと思います。

職種を変更しての転職を考えている方の参考になればと思います。

1.保健師に病棟看護師の経験は必要?

私の場合、保健師で就職とはいっても、市町村や県などの役所への就職ではなく、総合病院の中の健康センターの保健師としての就職だったためか、病院内での保健師の認識は、看護師の経験を積んだ職種といった感じでした。

ということは、新卒で病院保健師に応募してくるなんて変わっていると思われ、経験がないから使えないと思われているのは一目瞭然といった感じでした。

「現場で経験をしてきたほうが良いのではないか」と何度言われたことか・・・。

しかしながら、自論ですが、保健師の現場は保健師業務を行うところであって、病棟での看護師業務ではない。保健師は看護師の上とかそういう資格ではない!ということです。

経験はあるに越したことはありませんが、病棟経験はなくても良い、という考えでした。

 

なぜ病棟に異動希望を出し病棟看護師になったのか

応えは単純。

やってみたくなったから。

結果、保健師の業務をやっていくうえで、病気と直面し経験を積んだあとの方が、保健指導やアドバイスに深みや厚みが出たのは確かです。

保健師とはいえ、健診施設でしたので採血はやっていましたから、病棟での血管の扱いに手間取ることはありませんでしたが、サーフローやルートの固定など、初めてのことも多々。

しかし、血管に穿刺することができれば、他のことは教わればできます。

なので、そういった看護技術の経験というよりも、病気に向きあう患者さんから学びたいという思いがありました。入院するほど悪くなる前にどうして予防できなかったのか、実際病気になった患者さんはどうなことを思っているのか、予防段階で関わったであろう保健師への思いはあるだろうか・・・などです。

 

2.保健師のキャリアに有効な科

保健師の主な仕事は指導です。そして、統計などを駆使して概要をつかむことにも長けています。

もちろん、パンフレットの作成や展示物の作成も。そういった強みは病棟看護に大いに生かせます。

病棟での生活や退院後の生活の指導や説明において、保健師時代の経験はとても役に立ちました。

 

(1)腎臓内科

私の勤務していた腎臓内科は、指導の場面がとにかく多かったです。病識や受容のステージも様々な患者さんに、透析導入指導をする。保健師時代にはそうならないための予防的指導を行っていたのです。

そのせいか、透析になってしまった人への指導は、なんともやるせない気持ちになりました。

予防のための取り組みを知っているからこそ、どうして・・・という気持ちが強く、不摂生や受診勧奨を無視して放置していた患者さんに対しては怒りすら覚える始末。

正直、優しい気持ちで寄り添えないテンションのこともありましたが、どうしたら響く指導ができるのか、どうしたら彼らのような人を患者さんにしないような働きかけができるのか、そういった面での学びは大きかったです。

実際にどうして保健師の指導が届かなかったのかなど、感想を聞くこともできましたし。それはそのままその後の指導に生かす事ができますから、考えてもわからない答えにたどり着いたといった感じでした。

 

(2)呼吸器内科

呼吸器内科で勤務していた時は、禁煙の指導経験が役立ちました。

わかっているけどやめられない、喫煙のために病棟を抜け出す、などなど。依存症といわれるだけのことはあります。

呼吸器病棟で禁煙指導は必須。病気がある分、保健師時代に行っていた時より介入がしやすかった印象があります。

わが身のこととなれば、聞く耳が大きく開かれるようです。

 

(3)糖尿病を扱う科

腎臓内科と同じ病棟のことも多いですが、糖尿病を扱う科も有効です。

私のいた病院は糖尿病の専門病棟がありました。コントロール不良の患者さんや、インスリン導入の患者さん、さらには糖尿病予防のための教育入院の受け入れもありました。

生活習慣病といわれるだけあって、患者さんの生活背景や嗜好に注目し、行動変容をもたらすことができるような介入が必要となります。数多くの患者さんと関われることで、病気までの経緯や病気の経過やその後の状況が手に取るように見えてきました。

こういった経験は、以後保健指導の場に戻った際、病識の低い方々に伝えていく話として、大いに役に立ちましたし、実際をみていることで、言葉の重みや深みが出ていたのではないかと思います。

 

(4)消化器系

人間ドックにくる人のほとんどが上部消化管内視鏡検査を施行するように、健診において消化器検査にかかわることは多くあります。となると、消化器系の病棟での経験はあると良いと思います。

私は消化器外科での勤務経験しかありませんので、内科系がどうかはわかりませんが、消化器外科で手術を受ける患者さんの中には、無自覚で、たまたまやった健診で・・・なんて人も多いのです。

反対に、症状を放置していたため大きな手術になってしまったという方も。

また、胃や大腸だけでなく、膵臓や胆のうなどでの手術も多くありました。やはり病歴は健診の超音波検査での指摘が多いのです。

放置するとどうなるか、どんな治療法・手術があるのか、予後や術後はどうなのか、等々。

指導に生かせる学びが多くある科の一つであると思います。

 

まとめ

看護師も保健師も経験がものをいう職種だと思います。

病気の経過も患者さんのバックグラウンドも十人十色。とはいえ、傾向は見えてきます。だから対策が立てられます。

そして、看護師や保健師の対応や言葉が深く厚みのあるものになり、ある時は安心感を与え、ある時は危機感に気づかせ、またある時は力を与えることに繋がるのだと。病棟看護師の経験は思っていた以上に大きく保健師の仕事に役立っています。

ただ、保健師をやっていたからこその視点を持って病棟では学んでこれたのだと思うと、順番は関係ないなというのが結論です。保健師に病棟看護師の経験は、あれば良いけどなくても良い。

どのタイミングでの転職も、そのタイミングでしかできない学びとなりその後に役立つ経験となるということです。そして、他職種の視点が入ることで、閉鎖的な同職種の職場に新しい視点や思考の広がりが出るので、そこにいる他の人々も経験が詰めるのです。

職種を変更しての転職は、有意義なものである、と私は考えます。

 

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